先進墓石工法と実用新案
先進の墓石工法と弛みない技術革新。
全てはお墓をつくるお客様のために。
先進の墓石工法と弛みない技術革新。
全てはお墓をつくるお客様のために。
和田石材ではお墓が倒れたり、汚れたりするトラブルを防止するため、耐震工法等の抜本的な新工法の開発から、現場作業レベルでの小さな改善の積み重ねまで、弛まぬ技術革新に努めております。
日々の試行錯誤の中からお客様のお墓を長期間に渡り守るために生まれた耐震工法や、シミ・サビなどの発生を防止する先進の墓石工法の併用を基本とした墓石設計を行います。
豊富な経験と実績をもとに日々の試行錯誤の中から独自に開発した、「耐震ユニット式工法」は業界最先端の施工技術です。
小さな墓石から大きな墓石まで、また寒冷地や軟弱地にも最適な施工方法です。
石塔や灯篭など重心が高くなる部材には「免震構造」。
お墓土台となる基礎や外柵には「耐震構造」を基本とした設計・施工をしております。
経験と実績によって裏付けられた最高級の施工クオリティ・施工ノウハウでご満足いく墓石・お墓を、あらゆるコスト削減努力によるリーズナブルな価格でご提供させて頂いております。
一般的なお墓の工法では、納骨堂の左右区画に、土や砕石を埋め戻しますが、そうすると、土や砕石から水分染み出て外柵の石表面に、シミやサビを発生させる原因となります。また、石と石の接着にモルタルを使用している場合、湿気によってエフロ(白華)現象を誘発しやすくなり、石表面が綺麗に保てなります。
外柵の内部に、土や砕石を埋め戻さないことによって、土圧による外柵のズレや凍結による砕石の膨張を防ぎます。また、湿気で外柵や墓石表面が黒ずむことを防ぐことにより、強度が強く、墓石表面を綺麗に保つことで長期に渡り美観を維持できる耐久性の高いお墓となります。
ユニット式工法は寒冷地や面積の大きい13㎡以上のお墓に最適な工法となります。
根石、階段石、親柱、納骨堂(カロート)など全ての石材にかかる土圧や天災から石を守る工法です。基礎と石塔、外柵などのお墓全体を、ひとつの構造体として考え、RC構造と石材(外柵)を一体させる工法となります。
13㎡以上のお墓では一枚物の石材を使用することが難しくなり、各部材を小割することにより耐久性、耐震性の低下に繋がり、ステンレス金具での補強材では強度を補うことはできません。
耐震ユニット式工法では基礎工事から構造体を一体化させることにより、強固な耐震性を発揮します。
ハイブリット工法はエアサイクル工法とモノコック構造を組合せた工法となります。
従来工法との比較
従来のお墓の構造は白矢印の8点でお墓を支えていました。
従来工法のさまざまな問題点、お墓の内部の土圧による外柵の破損、寒冷地では凍結による破損、エフロの発生、納骨堂の湿気など
また技術面での問題点はお墓の外柵の高さに合わせて敷石を設置する為、敷石に水勾配をとることができませんでした。
ハイブリット工法では全てを改善した上、強度は2倍外柵の上から蓋をするように敷石を設置することにより、16カ所(白+赤矢印)で支え合い、敷石が耐力面材として働き、従来の2倍以上の強度を発揮します。
モノコック構造
モノコック構造①外柵の後側の石に4カ所スリット(ほぞ)を入れ、縦方向の石と横方向の石を重ね合わせ、横揺れに対して耐震性を向上しています。
従来のお墓は部材と部材の集合であり、その補強をステンレス金具で補っていました。外力は1ヶ所に集中して各ジョイントに集まります。
弊社のお墓は面と面で形成された構造となり、外力をバランスよく分散することで揺れを抑えて高い耐震性を発揮します。
エアサイクル工法
墓石は、外気に長時間さらされ、湿気等により、経年劣化していきます。また湿気はボンドの劣化促進にも繋がります。
納骨堂の左右区画に、砕石を充填させる従来の墓の工法では、砕石から湿気が発生し、シミやサビ、白華(エフロ)現象を誘発しお墓を劣化させてしまいます。
そこで、外柵内部を空洞にし、外柵左右側面、外柵後面、納骨堂の左右側面にダクト(換気口)を取り付け、効率よくお墓の内部全体を換気します。
従来のエアサイクル工法の問題点をハイブリット工法(実用新案)では改善しました。
弊社の従来のエアサイクル工法では外柵側面(2カ所)、外柵後面(2カ所)、納骨堂(2ヶ所)現場状況により最善の位置にダクトを取り付けていました。
ですが、実際に外柵内部に効率よく換気ができていませんでした。その理由としましては建立後に左右や後にお墓が出来てしまったことにより、空気の流れの効率が悪くなったことによります。排気としては機能しますが、給気口としての機能が低下しました。
改善点としましては、お墓という立地条件で一番効率よく給気できる場所の前側の中敷き左右にダクトを取り付け換気の効率を高めました。
上の写真は当社で平成14年に建立した施工です。左側(従来工法)右側(耐震ユニット式工法)外柵に同じ石種623を用いて建立いたしました。(写真撮影平成18年)623という石は、吸水率が高く、変色しやすい石ですが、ユニット式工法では、長時間経過しても、納品時とほぼ同じ状態を保っています。
従来工法では平成24年には外柵の目地が切れ、石はズレてきました。(ステンレス金具の効果なし)
シミや錆は、お墓の内部に埋め戻しした土(砕石)が、雨などによる水分を石材が吸収することが発生原因となります。
また、白華(エフロ) 現象が表出する原因は、モルタル中の水酸化カルシウム が、お墓に浸入した雨水などに溶けて目地やクラックからにじみ出し、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムとなることです。
当社の最新施工は外柵(御影石)にシミ、ヒビなどの発生を防止し、凍結による目地切れや白華(エフロ) 現象の発生は致しません。